資生堂、独自のR&D理念「DYNAMIC HARMONY」を制定

粧業日報 2021年11月29日号 1ページ

カンタンに言うと

  • 5つの研究アプローチを柱にイノベーションをさらに加速
  • 紫外線を肌に良い作用をもたらす光へと変換する革新技術を開発
  • 皮膚解析技術を進化、皮膚の動きで発生するシワやたるみにアプローチ
  • 「Second Skin」技術が進化、UV防御機能、使用部位の拡大へ
資生堂、独自のR&D理念「DYNAMIC HARMONY」を制定
 資生堂は、研究開発(R&D)の強化を目的に、独自の研究開発理念として、新たに「DYNAMIC HARMONY」を制定した。

 「DYNAMIC HARMONY」は、明治期に日本初の民間洋風調剤薬局として創業して以来取り組んできた西洋の科学と東洋の叡智を融合した成り立ちに端を発するもので、一見相反する価値や両立が難しい価値を融合し、唯一無二の新たな価値を生み出すという独自のR&Dの考え方を強みとして再定義し、明文化した。

 持続的な事業成長を図っていくためには、革新的なイノベーションが必要不可欠であるとの認識のもと、5つの研究アプローチを柱に据えることで、まず社内外に向けて資生堂R&Dの強みと独自性を可視化し、多様なバックグラウンドをもつ世界中の研究員が能力を最大限発揮することを狙う。

 また、これによりR&D部門の強化を目指し、イノベーション創出を加速させ、同社の企業使命である「BEAUTY INNOVATIONS FOR A BETTER WORLD(ビューティーイノベーションでよりよい世界を)」のもと、新たな製品やよりよいサービスの提供を行っていく。

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