敏感肌・低刺激コスメ、「安心+効果」を求める傾向が顕著に

週刊粧業 2022年2月7日号 1ページ

カンタンに言うと

  • 対象人口の増加に伴い、美容ニーズの多様化が進む
  • シワ改善や天然由来など機能を兼ね備えた商品展開が活性化

敏感肌・低刺激コスメ、「安心+効果」を求める傾向が顕著に
 富士経済の調べによると、敏感肌(対象品目=スキンケア、ベースメーク、ボディケア、ヘアケア)コスメの市場規模は、2020年が2.0%減の1099億円、2021年が5.6%増の1160億円で、うちスキンケアは2020年が3.6%増の781億円、2021年が5.0%増の820億円を見込んでいる。

 敏感肌コスメ市場はこれまでも外気湿度の低下やエアコンの使用拡大等により拡大傾向にあったが、コロナ禍におけるマスク着用の常態化に伴う肌トラブルの増加や、こまめな消毒・除菌習慣の定着化により、さらなる伸長が見込まれている。

 今特集では、有力メーカー9社が送り出す最新の敏感肌・低刺激コスメを紹介する。

対象人口の増加に伴い、
美容ニーズの多様化が進む

 資生堂がコロナ前に実施した敏感肌に関する意識調査(d プログラム調べ、2016年・19年実施)によると、敏感肌スキンケアに対し「もっときれいな肌になりたい」「敏感な肌にも使えるだけでなく、効果が高いものを選びたい」など、これまでの「安心・やさしさ」から「安心+効果」(確かな肌効果実感)を求める女性が増えている様子が当時から窺える。

 こうした「安心+効果」を求める傾向は、コロナ禍でのマスク着用による肌トラブル対応のニーズや健康意識の高まりを受け、さらに拍車をかけている。

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