ケイズ、新体制初年度は様々な取り組みで成果

週刊粧業 2022年3月21日号 6ページ

ケイズ、新体制初年度は様々な取り組みで成果
 化粧品容器の卸販売や化粧品の研究開発・製造を手がけるケイズは今期(2022年3月期)、従来まで縦割りの体制だった容器とOEMの営業部門を一体化し、連携強化と情報共有を図るとともに、1つの取引先に容器・OEMの営業担当をそれぞれ配置するペアリング制度を導入した。

 営業部第一営業グループの田島聡課長は、初年度の成果として「部門毎の垣根が低くなり、容器とOEMのオールインワン提案で着実に案件獲得につながった」と語る。

 今期はこのほか、営業部とは別にベテラン社員を中心に難易度の高い容器の案件に迅速に対応する「特販部」を新設した。統括本部の千代剛彦統括本部長は、「容器の営業では対面での現物確認が難しくなっており、経験と目利きがより大事になっている。そうした中でも今期は容器に関するロスコストやクレームが格段に減り、特販部の存在が特に目立った」と話す。

 また、昨年12月には地元・金沢の企業を中心に新たな化粧品の企画開発を推進する「営業企画部」を新設した。千代氏はその背景について、「先行きの不透明感から新規の依頼に関しては小ロット化の傾向にある。従来の容器・OEMに小ロット対応を加え、3つの部門で受け皿を広げることで新規獲得をより進めていくためだ」と説明する。

 年明けには、SDGsに関するプロジェクトチームが発足し、来期は瓶・PET容器回収システムの検討を進めていく。

 「お得意先の中には、回収システムまで手が出せないという声もある。容器商社であり、化粧品コンシェルジュでもある我々がお手伝いすべきだと考えている」(田島氏)
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