コーセー、「雪肌粋」を薬用にリニューアル

粧業日報 2022年5月13日号 4ページ

カンタンに言うと

  • 高保湿タイプへと感触を変更、容量を増やすことで継続使用促す
コーセー、「雪肌粋」を薬用にリニューアル
 コーセーは、和漢植物エキス配合のスキンケアブランド「雪肌粋」を6年ぶりにリニューアルし、「雪肌粋 洗顔クリーム M」などの新商品(医薬部外品、8品目8品種、350円~1350円)を4月25日より、全国のセブン‐イレブン、イトーヨーカドー、ヨークベニマルで順次発売する。

 セブン&アイ・ホールディングスとの共同開発により2004年に誕生した雪肌粋は、雪肌精の姉妹ブランドとして透明感を訴求しながら、コンビニエンスストアでも気軽に購入できることを強みに独自の地位を確立してきた。中でも「雪肌粋 ホワイト洗顔 クリーム」は、2015年頃のインバウンド需要の急増をきっかけに訪日客から日本土産としての人気が爆発し、アジア圏の顧客層からも高い支持を獲得している。

 近年、消費者が化粧品を購入する場が多様化し、コンビニエンスストアにおいては、これまで一時的な対応として化粧品を購入する層が大半を占めていたが、最近では、毎日使う化粧品を購入する層も年代を問わず増えている。

 こうした背景から、増えゆくデイリーユースの顧客層が、雪肌粋のコンセプトである「雪のような透明感」をさらに体感できるよう、これまでのみずみずしいタイプから、保湿型コラーゲンGLを配合した高保湿タイプへと感触を変更するとともに、容量を増やすことで、毎日継続しやすい設計にした。

 パッケージについては、環境に配慮し、従来プラスチック仕様だったアイテムを紙箱に変更、これにより年間約3トンのプラスチック使用量削減を実現した。

 また、メインの販路であるコンビニエンスストアで顧客が自ら手に取って選ぶことを想定し、特長であるハトムギのイラストとともに実物大の容器写真をパッケージにデザインしたことに加え、商品の効能効果や配合成分などの特長や、使用量の目安など、商品選択に必要な情報を視覚的にわかりやすく記載している。
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