資生堂、最先端の生産技術を備えた「福岡久留米工場」を竣工

粧業日報 2022年6月2日号 1ページ

カンタンに言うと

  • 投資額450億円の最新鋭工場、26年に年間1億4000万個の生産見込む
  • 博多港から短期間でアジアへの出荷が可能に
資生堂、最先端の生産技術を備えた「福岡久留米工場」を竣工
 資生堂は5月20日、「エリクシール」など中価格帯のスキンケア製品の生産工場として、福岡県久留米市に福岡久留米工場を竣工し、6月より本格稼働を開始する。今回の福岡久留米工場の竣工をもって国内新3工場(2019年:那須工場、20年:大阪茨木工場)がすべて揃い、メイドインジャパンの高品質な製品をグローバルに安定的に提供する生産体制が整った。

 5月26日に開催されたオープニングセレモニーには、代表取締役社長CEOの魚谷雅彦氏と、エグゼクティブオフィサー チーフサプライネットワークオフィサー 安全・品質・サステナビリティ部長のアントニオ・スピリオトポロス(Antonios Spiliotopoulos)氏が出席した。

 主催者を代表して挨拶した魚谷社長CEOは、「中国、東南アジア、将来的なインド、アフリカへの展開を見据え、アジアへの玄関口として九州北部に生産拠点を設けたいと常々考えていた。今回、九州に初めて生産拠点を設けることができ、世界で最高峰のIoT技術を取り入れた生産性の高い工場が完成したことを大変嬉しく思う。人的資本の充実・投資こそ企業価値を高めるために最も重要であることから、資生堂の経営理念である『PEOPLE FIRST』を体現した工場をつくって欲しいとリクエストした。快適で活き活きと仕事ができるような工夫が随所に詰め込まれている。地域住民の方々に『わが町の工場』と思っていただくことも重要と考えており、見学コースや実験コーナーを設けている。社会科見学を通じて地域の子どもたちの職業観を醸成することに貢献していきたい」と語った。

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