資生堂、Makuakeにてリトリートスティックプロジェクトを開始

粧業日報 2022年8月3日号 5ページ

資生堂、Makuakeにてリトリートスティックプロジェクトを開始
 資生堂研究所が主導するオープンイノベーションプログラム「fibona(フィボナ)」は、アタラシイものや体験の応援購入サービス「Makuake(マクアケ)」にて、7月21日より、新たに「リトリートスティック」プロジェクトを開始した。

 今回の活動は、研究によって生まれたテクノロジーのβ版をよりスピード感を持って市場に導入することを目的としたfibonaの「Speedy Trial」のプロジェクト。資生堂研究所と資生堂クリエイティブが新たに共同開発した空間コンセプト「S/ENSE(エスエンス)️」(自然界のゆらぎやリズムに着目した空間を演出するコンセプト)を搭載した香りつきスティック状クリーム「リトリートスティック」のβ版(各2g 4種セット、4500円〈税・送料込〉)について、Makuakeサイトを通じて応援購入を募る。

 今回、「S/ENSE(エスエンス)️」をより身近に体感できる剤型として、携帯性に優れたスティック状クリームを選定し、香りの異なるスティック状のクリーム製剤に応用した。1日の時間の流れに自然の大きなゆらぎを取り込む朝夕のベースのスティック2種(ほんのりあたたかく肌になじむモーニングブルーム、ひんやりと肌になじむイブニングブルーム)と、ベースのスティックに加えて気候の変化を感じることができるスティック2種(さらさらと肌になじむジェントルブリーズ、しっとりと肌になじむリフレッシングレイン)、計4種をセットにした。くり出し式なので、手指をよごさずに肌になじませられる。

 この商品には「香りにゆらぎのある場合には、そうでない場合と比較して、よりリラックス効果が期待できる」という資生堂研究所の知見が活かさており、人工的でストレスの多い環境においても最適な「香りのゆらぎ」を手軽に得られることで、仕事や日常生活の合間に、自然環境とつながるような体験が期待できる。

 今後、β版のテスト販売を通じて得られる生活者からのフィードバックを商品の改良に活かし、本格販売を目指したさらなる価値創造を行う。

 「fibona」の取り組みの1つである「Speedy Trial」は、研究によって生まれたテクノロジーのβ版をスピード感を持って市場に導入し、より多くの人と開発の初期段階からコミュニケーションを行うことで「価値」を起点としたイノベーション創出を目指している。

 2020年12月には、マクアケの協力の下、第1弾として「Lämmin(ランミン)」プロジェクトを行った。このプロジェクトで得られた応援購入者からのフィードバックや、プロジェクト実行により得た学びは、今回の「リトリートスティック」プロジェクトにも活かされており、今後の新たなイノベーション創出モデルの構築に向けて活用していく。
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