アルビオン、金沢大学発ベンチャー「LFOR」と共同研究を開始

粧業日報 2022年8月18日号 3ページ

アルビオン、金沢大学発ベンチャー「LFOR」と共同研究を開始
 アルビオンは、金沢大学発ベンチャー企業「株式会社LFOR(エルフォー)」(石川県金沢市、高野里紗社長)と、素材として国産生薬が持つ価値を最大限に引き出すことを目的に共同研究を開始した。

 アルビオンは、かねてより原料や素材にこだわり、化粧品原料の研究、植物栽培に加え、独自の抽出技術を多角的に組み合わせることにより、植物の力を最大限に活かした独自原料の開発に取り組み、原料の自社栽培から製品化、販売まですべてを一貫し、安心・ 安全で、肌でしっかりと効果を実感できる製品づくりを行っている。

 また、高級化粧品に相応しい、満足度の高い製品開発に向け、自社研究所だけでなく大学や外部研究機関と広く連携し、顧客の期待を超える新しい化粧品づくりにも挑戦している。

 共同研究を行う株式会社LFORは、金沢大学や、同大大学院の学生と同大の金間大介教授が2022年2月に起業。漢方の秘めた可能性を追求し、国産生薬の非薬用部と国産紅茶をブレンドした「百草紅茶」の開発と販売事業を行っている。

 今回、両社は植物製品に関する研究開発の発展が期待できるとの認識で一致し、素材としての国産生薬が持つ価値を最大限に引き出すことを目的に、6月1日に共同研究契約を締結した。

 共同研究では、株式会社LFORにおける国産生薬をベースとした新たな製品やサービスを開発するとともに、植物素材を配合した化粧品の高付加価値化に向けての植物研究を強化する。
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