資生堂、次世代を担うリーダーの人財開発施設を設立

　資生堂は創業150周年の記念事業として、次世代を担うリーダーの人材開発施設「Shiseido Future University」を、創業の地である銀座に設立することを決定した。現在ある本社銀座オフィスを改装し、2023年秋にオープンする。

　同社は、1872年に日本初の民間洋風調剤薬局として東京・銀座に創業して以来、美の力を通じて社会課題の解決や発展に向けたイノベーションの創出に積極的に取り組んでいる。

　魚谷雅彦社長CEOは、「人財は当社の最大の資産であり、これまでも人財への投資こそが企業価値を高めると強く信じ、『PEOPLE FIRST』の経営理念を掲げてきた。150周年記念事業として『Shiseido Future University』設立を決定し、さらに人的資本への投資を強化していく」と、施設への想いを述べている。

　現在も「PEOPLE FIRST」の考えのもと、ジョブ型制度の導入、人財のグローバル化やダイバーシティの加速、個の能力を高める研修制度などの導入に加え、互いを尊重して革新し続ける組織風土の醸成など、人財・組織開発を強化している。

　「Shiseido Future University」は、最先端でグローバルレベルのビジネススクールの学びと、美への感性や心の豊かさを創業以来追求してきた、資生堂のヘリテージへの学びを掛け合わせたオリジナルカリキュラムで人財開発を行う。

　「戦略性」や「リーダーシップ」「感性」を身につけ、イノベーションを起こしビジネスを成長させることでよりよい社会の実現に貢献できる、グローバルビューティーカンパニーのリーダーにふさわしい人財を開発していく。