TPCマーケティングリサーチ、化粧品市場は回復基調も鈍化を懸念

粧業日報 2022年10月26日号 1ページ

カンタンに言うと

  • 松本竜馬社長「若年層の購買行動変化が顕著に」
TPCマーケティングリサーチ、化粧品市場は回復基調も鈍化を懸念
 市場調査を軸にしたリサーチ機能とコンサルティング機能を融合させたソリューション型事業を展開するTPCマーケティングリサーチは、2022年国内化粧品市場を前年比2~3%増で推移すると予測する。

 松本竜馬社長は、「その後のPOSデータや大手企業の決算などから回復ペースの鈍さを感じ、当初の予測より1P程度、厳しめに見直した」と話している。

 ――21年に続き、22年も市場の回復が遅れているとの見解を示されています。その要因をどう捉えていますか。

 松本 コロナ前の19年との比較ではインバウンドの影響が大きいが、今年は行動制限が大幅に緩和されていることを踏まえると内需も回復しきれていないことがわかる。

 当社の調査で、21年は20年比で0.6%増の微増にとどまり、19年比で9.2%減となっている。

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