富士経済、2022年化粧品市場はニーズ変化を伴い回復へ

週刊粧業 2022年10月17日号 40ページ

カンタンに言うと

  • 2023年の化粧品市場は2ケタ伸長への期待感も
富士経済、2022年化粧品市場はニーズ変化を伴い回復へ
 富士経済が発表した2022年国内化粧品市場(見込)は、スキンケア、メークアップ、ヘアケア、ボディケアの主要カテゴリーが前年を上回り、前年比2.6%増の2兆9133億5000万円で回復基調が続いている。

 コンシューマービジネス事業部 第二部の栗田洋一郎部長は、今年に入って大幅な行動制限の緩和が見られたことから、「2023年は2ケタ近い伸長も期待できるのではないか」との見解を示している。

 ――貴社の2022年市場見込みでは回復基調が強まってきた印象です。

 栗田 コロナ禍1年目の20年は、店舗の休業・時短営業など物理的な制限の影響で市場全体は大きく落ち込んだが、翌年の21年は、そうした物理的な制限が徐々に緩和されてプラスに転じるカテゴリーが増えた。20年比では市場全体も3.3%増で推移した。

 22年の市場予測は、コロナ禍がまだ続くと捉えて厳しめに設定したが、行動制限が大幅に緩和されているので、当初の予測よりプラスで推移する可能性はある。

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