高研は12月、「コメ発酵液 SHONAI BIJIN」のアルコールフリータイプを発売する。
コメ発酵液は市場ニーズが高いものの、無添加・クリーンビューティをコンセプトとした、アルコールフリーポリシーの企業は使用しにくい状況があった。
市場にはアルコール発酵を行わない発酵法を用いた米由来発酵成分も存在するが、従来品にも採用されている生酛製法はアルコール発酵必須であり、生酛製法を用いたコメ発酵液は、他の発酵法では得られないような、多種多様な美容成分を豊富に含む。そこで同社は、生酛製法由来のアルコールフリーコメ発酵液を開発した。
従来品では冷蔵保管が必要だったが、常温保管を可能にし、製剤適性を高めたユーザーフレンドリーな仕様にアップグレードしている。また、バイオプラスチック容器を採用することで、CO₂削減にも取り組んでいる。
アルコールフリーにすることで、従来品と比べ、水分蒸散の抑制、表皮ブドウ球菌の増殖、肌トーンアップ効果などが向上している。
さらに、肌バリア機能改善、メラニン抑制や抗酸化効果、毛髪のダメージケアやヘアカラー褪色防止などが確認できており、非常に豊富なデータも魅力となっている。酒蔵取材が可能で、ストーリー性も付与しやすい。
「そのほか、コメエキスコーケンや熟成酒粕エキスなど、様々なコメ由来原料を紹介できる。原料ごとの特長はもちろん、医薬部外品対応やアルコールフリー、COSMOS登録済など、コンセプトに合わせて使い分けていただける」
同社では果実エキスや果実パウダーなど、数多くのサステナブル原料を取り揃えており、カタログ改訂を進めている。新規データも多数掲載し、既存原料の提案を強化する。
この記事は週刊粧業 2022年12月5日号 10ページ 掲載
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