花王、ブルームバーグ社の「男女平等指数」に5年連続で選定

粧業日報 2023年2月17日号 5ページ

花王、ブルームバーグ社の「男女平等指数」に5年連続で選定
 花王は、ジェンダーに関する情報開示と男女平等への取り組みに優れた企業が選出されるブルームバーグ社の「男女平等指数」に5年連続で選定された。なお、2023年は世界45カ国・地域から484社が選定されている。

 昨今、投資家や企業は、企業の評価、リスクや業績などを判断する際に、ESGに関連する情報を、重要な判断基準として活用するようになってきた。ブルームバーグ社の「男女平等指数」は、標準化された時価総額加重平均株価指数で、公開会社のジェンダーに関する情報開示の取り組みを把握するために開発された。

 この指標は、5つの項目(リーダーシップと人材確保、同一賃金と賃金のジェンダー平等、インクルーシブな文化、セクシュアルハラスメントに関する方針、社外向けブランド)からジェンダー平等を評価している。今回の選定で、花王は「セクシュアルハラスメントに関する方針」にて、特に高い評価を獲得した。

 花王グループは、中期経営計画「K25」の方針の1つに「社員活力の最大化」を掲げ、各種人財開発施策と環境整備を進めている。

 その1つであるDE&I(ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン)推進では、女性を含めた多様な人財一人ひとりが働きやすい環境の中で定着し、公正に機会を得るために必要な支援を行っている。今年1月からは、社員が安心して仕事と育児を両立できる環境整備と風土醸成の一環として、取得を必須とした有給育児休暇制度を新設するとともに、育児期における短時間勤務制度の拡充を図っている。今後も、社員が自身の思い描くキャリアの実現に向けて、より意欲高く働ける環境・風土づくりを進めていく。

 中でも、女性活躍に関しては、最も多くの人財に関わるダイバーシティ要素として事業成長に不可欠という考えのもと、さまざまな意思決定の場に多様な視点が入ることを目指し、3つの重点アクション(リーダーを担える人財の育成、意欲高く働くための仕事と育児の両立支援、バイアスのない育成や登用を実現するマネジメント教育)に取り組んでいる。
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