化粧品日用品業界、オープンイノベーション推進で事業領域を拡大

週刊粧業 2023年7月24日号 1ページ

カンタンに言うと

  • 社会課題の解決が新たなビジネスチャンスを創出
  • 海外スタートアップ企業との協業でグローバル化を加速
化粧品日用品業界、オープンイノベーション推進で事業領域を拡大
 急速に変化するトレンドやニーズに対応し、新たな価値を持った商品やサービスをよりスピーディーに開発するためには、社内だけで補えない知識や技術などのリソースを外部から入手・活用し、技術革新を図る「オープンイノベーション」が欠かせない。

 今特集では、「オープンイノベーション推進」をテーマに、異業種や異分野で最先端の知見を持つパートナーとの共創を進める化粧品・日用品メーカー各社の取り組みを紹介する。

社会課題の解決が新たな
ビジネスチャンスを創出

 社会課題を解決する製品やサービスを生み出し、社会的価値と企業的価値の両立を追求する「CSV(Creating Shared Value)」への取り組みが活発化している。

 日本が抱える社会課題の最たる例が、世界でも類のないスピードで進行している「高齢化」であり、2025年には日本人の5人に1人が75歳以上となる超高齢化社会を迎え、介護・医療分野を中心に人手不足と社会保障費の増大が懸念されている。

 今特集で取材したライオンでは、この「2025年問題」を見据え、高齢者が楽しく継続的に行える運動習慣づくりを目的としたプロジェクトを推進している。

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