矢野経済研究所、外出機会の増加で回復基調が鮮明に

粧業日報 2023年10月31日号 1ページ

カンタンに言うと

  • 高付加価値化を追い風に市場拡大へ
矢野経済研究所、外出機会の増加で回復基調が鮮明に
 日本における市場調査会社のパイオニアとして知られる矢野経済研究所は、1958年の創業から蓄積してきた膨大な調査・分析情報に基づく国内産業別市場規模データを保有し、さらには中国・ASEANを中心とした海外市場の調査・分析でも豊富な実績を持つ。

 ライフスタイル&ビューティーグループの浅井潤司部長に、国内化粧品市場の動向を聞いた。

 ――国内化粧品市場について、各カテゴリーの動向をお聞かせください。

 浅井 2022年度(2022年4月~2023年3月)の国内化粧品市場は、スキンケア・ヘアケア・メークアップ・男性用化粧品・フレグランスの5つの製品カテゴリーが、いずれも前年を上回る実績となった。

 カテゴリーで最も規模が大きいスキンケアでは高価格化が進んだほか、「夜美容」など新たな切り口のアプローチによる使用シーンの広がりで複数使いする消費者が増えたこともあり、市場を押し上げる要因となった。

 また、マスク生活が続いた影響でニキビや毛穴、フェイスラインのたるみなどの肌悩みが生じやすくなったことから、それに対応する美容成分としてナイアシンアミドやビタミンCが注目を集め、これらの成分を配合した高機能美容液などが好調に推移した。

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