PALTACの2023年度第3四半期決算(2023年4~12月)は外出関連やインバウンド需要の回復に加え、配送改善の効果などで増収2ケタ増益となった。売上高は4.1%増の8830億4200円、営業利益は15.0%増の219億6800万円、経常利益は15.2%増の246億5900万円、四半期純利益は16.2%増の171億4400万円となった。
コロナ関連商材の反動があったものの、外出機会の増加でメークアップ化粧品、ドリンクのほか、猛暑でシーズン化粧品や飲料の需要が拡大した。訪日客数の増加で一部、インバウンド需要も回復した。
商品分類別の売上高は化粧品が8.5%増の2072億円、日用品が1.0%増の3843億円、医薬品が7.6%増の1152億円、健康・衛生関連が2.5%増の1612億円、その他が24.0%増の149億円となった。
業態別ではドラッグストアが4.9%増の5568億円、ホームセンターが3.0%減の678億円、ディスカウントが8.7%増の743億円、コンビニが10.3%増の699億円、スーパーが1.1%減の405億円、GMSが1.3%減の302億円、その他が1.2%減の433億円となった。
売上総利益率は0.09P増の7.52%となった。マスクをはじめ利幅の大きいコロナ関連商材の反動の影響があったものの、センターフィーの増加やリベートの拡大で吸収した。販管費比率は0.14P減の5.03%となった。
賃上げなどで人件費が8億円増加したものの庫内活動全般の改善で、売上高に占める比率を抑制した。一方、配送単価が上昇する中、出荷拠点の見直しによる距離の短縮やホワイト物流の対応などで、2億円圧縮した。
2024年3月期の業績予想は能登半島地震の影響を算定中のため、据え置いた。売上高1兆1420億円(3.4%増)、営業利益265億円(8.3%増)、経常利益295億円(7.5%増)、当期純利益203億円(5.4%増)としている。
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この記事は粧業日報 2024年2月6日号 2ページ 掲載
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