シワ改善化粧品、参入ブランドの増加で競争激化

粧業日報 2024年2月22日号 1ページ

カンタンに言うと

  • 「シワ改善」は新たなフェーズへ、新規有効成分の開発進む
  • マスク自由化で需要増も技術開発力の進化は不可欠
シワ改善化粧品、参入ブランドの増加で競争激化

 シワ改善化粧品市場はコロナ禍も伸長を続け、マスク着用が自由化された後も、マスクで隠れていたシワやほうれい線ケアのニーズを取り込み、市場は拡大傾向にある。

 今後は、価格帯や剤型の広がりが進展することが見込まれ、若年層のエントリーがさらに進むことが予想される。

 これまでのシワ改善化粧品市場を振り返ると、ポーラが国内で初めてシワを改善する医薬部外品「リンクルショット メディカル セラム」を2017年1月に発売すると、研究開発力に優れる資生堂はすぐさま、2017年6月に「エリクシール シュペリエル エンリッチド リンクルクリームS」を発売した。

 その後、コーセーから2018年9月に「iP.Shot アドバンスト」が発売されるなど、大手メーカーの参入により市場は一気に活性化された。

 2020年頃からはOEM各社でも、「シワ改善」製品を製造できる体制が整えられ、大手ブランドのみならず、PBやプチプラコスメなどでも展開され始めた。

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