6月15日、化粧品科学研究専門誌「Cosmetic Science」(発行元=ソフィアリンクス)が創刊された。
化粧品技術者向けの専門誌として50年の歴史を持つ「フレグランスジャーナル」(以下、FJ)が昨年12月号をもって休刊するとの発表を受け、業界関係者有志でFJに代わる新たな研究専門誌の準備委員会を発足し、創刊にこぎつけた。
その発起人で有志を募ったのが、化粧品ビジネスのコンサルティング事業を展開するソフィアリンクス代表の三原氏だ。
「FJ休刊は業界の一大事だと思い、存続のために様々な方策を立てて動いた」と当時を振り返る。
だが、出版不況の時代に学術誌の継承策は難航を極め、有志らと話を進める中で、自らが発行人となることを決意した。
近年は電子書籍のみの雑誌も増えているが、「FJに長年、親しんできた読者層にも引き続き届けたい」との強い想いから、「紙の雑誌なくして新創刊はない」と決心し、紙版からスタートする。
Cosmetic Science(以下、CS)は、「化粧品科学における基礎的知見の集積と発信力の向上」「第一線で活躍する研究者及び若手研究者の発表の機会創出」「産・学連携の促進と化粧品研究における大学教育の支援」の3つを理念に、化粧品関連の学術論文を掲載する。市場動向・トレンドの連載コーナーも設け、マーケティング起点の研究開発も支援する。
CSが目指す方向性について、三原氏は「多くの若手研究者の発表の場になるような学術誌を目指していきたい」と話す。また、産学連携で香粧品関連の学部・学科を置く国内約70の大学に雑誌を無償配布する大学教育支援を通じて、化粧品研究の発展および技術者の育成に側面から貢献していく。
今後は海外メディアへの情報発信ができる環境を整えるとともに、掲載論文をデジタルアーカイブ化し、化粧品技術者向けのWebサイトとの連携を積極的に図っていく計画だ。
この記事は週刊粧業 2024年6月17日号 8ページ 掲載
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