ユニ・チャーム、ポピー製紙と再生パルプの活用拡大で連携

粧業日報 2024年8月26日号 5ページ

ユニ・チャーム、ポピー製紙と再生パルプの活用拡大で連携

 ユニ・チャームは、鹿児島県志布志市と大崎町から回収された使用済み紙パンツから抽出した再生パルプをポピー製紙に提供し、ポピー製紙は再生パルプを原材料の一部に配合してトイレットペーパー「志布志・大崎ロール」を生産、発売したことを報告した。

 なお、商品のパッケージには使用済み紙パンツをリサイクルする取り組みである「RefF」ブランドのロゴマークを搭載している。

 同社は2015年に使用済み紙パンツの再資源化を目指すRefFプロジェクトを開始。2019年にはオゾンを用いた滅菌技術によって未使用のパルプと同等品質の衛生的で安全な「再生パルプ」を生成することに成功した。

 2022年5月には吸水紙の一部に再生パルプを使用した大人用紙パンツ「ライフリー RefF(リーフ)」を製造し、鹿児島県の病院・介護施設で利用されている。利用者からは「通常品と比べてまったく変わらない使い心地」との評価を獲得している。また、2024年4月には、一部の地域の店頭で、「マミーポコパンツRefF(リーフ)」「デオトイレ消臭・抗菌シートRefF(リーフ)」商品を発売している。

 こうした中、今回はRefFプロジェクトに賛同したポピー製紙とともに、使用済み紙パンツから取り出した再生パルプの用途を拡大すべくトイレットペーパーの原材料に活用することにした。

 パッケージには「RefF」ブランドのロゴマークを搭載。対象商品は自治体向けに販売され、各自治体の施設等に設置される。

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