【1.中国における注目チャネル「薬房」】
中国では漢方薬を売る伝統的薬局(薬房)が全国に15万件以上あり、中国人民に絶大な信頼を得ている。
※「薬房」というチェーン名称ではなく、中国における販売形態のひとつ。(チェーン化している薬房もある)
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現在、薬房を販路とする化粧品メーカーが多く資生堂、カネボウ(佳麗宝)、ロレアル(欧莱雅)、バイヤスドルフ(拜尔斯道夫)などのメーカーの売上は好調に推移している。
薬房にとってはあくまでも「棚貸し」であり、上記メーカー商品の販売は利益率が低いため、新しいビジネスを模索している。
日本市場と同じような「チャネルとメーカーのWin-Winの関係」を構築するため、薬房チェーンにとって、確実に利益確保ができるPB化粧品の開発を提案し、事業支援するという形で中国化粧品市場に参入することもできる。
【2.中国市場における化粧品販売チャネル】
中国市場における化粧品の販売チャネルと特徴は以下のとおり。
デパートの専門コーナー/外資系が主導、競争が激しい、高級品向け。
専門店/一番人気のルートである。外資系チェーンと国内チェーンおよび単品専門店を含む。品種がそろっており、専門的なサービスができる。
専売店/企業の総合実力に対する要求が高い、ブランドイメージの確立に有利。国際ブランドにとって実力が発揮できる。
コンビニエンスストア/利便性が高く、効率がいいが、ブランド品が少ない。
美容院専門店/利益率は高いが、監督管理が難しく、良いものと悪いものが並存し、消費者のクレームが多い。
スーパーマーケット/ブランドが多く、低価格、競争が激しい、「セール」や「コーナー設定」が特徴である。
ドラッグストア/新しいルートである。外資系を中心とし、高級品が多く、専門性が高く、多くは「薬用化粧品」ブランドに使用される。
インターネット+電話販売/新しいルート、発展が速く、ポテンシャルが大きい。実層は新しいものを受け入れやすく、
高い消費力をもつ。
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