化粧品を購入するにあたり美容系雑誌をどの程度参考にするか調査を行ったところ、新製品について雑誌が絶賛している場合でも「興味はない」の回答が「欲しくなる」を上回る結果となった。2008年に行った同様の調査ではともに25.4%と意見が二分され、また「とりあえず店頭に行ってみる」と回答する人は29.2%だったが、今回は25.2%と4Pダウンした。
これは、長引く景気低迷のため消費者に未だ買い控え傾向があること、クチコミ文化の普及で、あらかじめ情報収集してから購買行に移る行動パターンができていることが挙げられる。いずれにしても、消費者は購買行動に対し、かなり慎重になったように思える。
雑誌やテレビへの露出度が高まり、ますます彼らの意見が重要視されると考えられた美容ジャーナリスト・ライターだが、「参考にしている」の数値に著しい下落が見られた。3年前の調査では47.7%が「時々は参考にしている」と回答したが、今回は38.1%となった。
一方で「あまり信用していない」「全く信用していない」を合計すると、前回比10P以上増加していることが分かった。「自分磨きのヒントとして参考にしている」とする意見も約3Pダウンしており、美容ジャーナリスト・ライターにとっては残念な結果となった。
購入の決め手となる情報源は、「友人やクチコミサイトなどの使用者の意見」が6割に達した。次いで「美容雑誌」「TVCMやタレントを参考にしている」がほぼ同数となった。近年、雑誌においてもクチコミ情報を掲載しており、実際に商品を使用した人の意見は信憑性があり、説得力の高さがうかがえる。(記事全文・アンケート詳細はこちら)
【化粧品購入の購入使用実態・質問項目】
Q1)雑誌などで新製品が絶賛されている場合には?
Q2)「美容ジャーナリスト」「ライター」と呼ばれる人たちについて(複数回答あり)
Q3)化粧品購入の決め手となる情報収集方法は?(複数回答あり)
Q4)ロングセラー商品について
Q5)限定キットについて(複数回答あり)
Q6)化粧ポーチの切り替え時は?
Q7)旅行に行くときのスキンケアは?
Q8)化粧品に期待したい効果が得られなかった場合は?(複数回答あり)
Q9)美容雑誌やムックを購入していますか?購入すると答えた人のみ→どんな雑誌を購入していますか?
Q10)これまでに参考になる内容の書籍はありましたか?
【調査概要】
調査協力:株式会社マクロミル
サンプル抽出方法:株式会社マクロミルが保有するネットモニタからランダムに抽出
対象エリア:全国
調査対象者:20~39歳の女性
対象者割付:女性/20~24歳、女性/25~29歳、女性30~34歳、女性35~39歳(各103サンプル)
【PDFダウンロード】「化粧品アンケート(購入・使用実態)」はこちら
この記事は週刊粧業 掲載
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