サンスター、弘前大学と共同で抗菌活性力持つ新規原料を開発

サンスター、弘前大学と共同で抗菌活性力持つ新規原料を開発

 サンスターは、弘前大学との共同研究により、アトピー性皮膚炎などを引き起こす恐れのあるマラセチア属菌に対して高い抗菌活性を有するタデ藍抽出物を開発し、3月22~26日に京都で開催された日本農芸化学会で発表した。

 マラセチア属菌は、人など哺乳類の皮膚表面に広く常在する真菌。通常は皮膚トラブルを及ぼすことはないが、過剰増殖した場合、アトピー性皮膚炎やマラセチア毛包炎、癜風(でんぷう)、脂漏性皮膚炎などを発症するケースもあるという。

 弘前大の北原晴男教授らは、タデ藍の抽出物にマラセチア属菌の一種「Malassezia furfur」に対する抗真菌活性があることを見出し、その活性物質として「トリプタンスリン」を単離したことを2004年の日本薬学会で報告。この報告を受け、同社と弘前大は、タデ藍抽出物の静菌作用をスキンケアに応用すべく研究を行ってきた。

 新規原料は、マラセチア属菌が原因・悪化要因とされている皮膚疾患や肌状態の変化を予防・改善し、健やかで美しい肌を維持することが期待できるという。

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