MBL、ヘアケア製品に特化したOEMとして国際化粧品開発展に出展

　美容業界で36年の実績を持つモルトベーネグループのOEMメーカーであるMBL（本社＝埼玉）は、ヘアケア製品に強く、企画から製造までトータルパッケージで提案できる。美容業界で培った研究開発技術とマーケティングノウハウを礎に、使用感の良い高付加価値品の製造を得意とする。

　同社は2012年6月27～29日に開催する「第3回国際化粧品開発展」に初出展し、近年のヘアケア市場で注目され、成長著しいカテゴリーに特化したODM製品を紹介する。主な出展内容は、「カラートリートメント」「無添加オーガニック系シリーズ」「薬用スカルプケアシリーズ」「スーパープレミアムエイジングケアシリーズ」などを予定している。

　「カラートリートメント」は、ダメージケアしながら白髪染めができるカラーリング剤だ。従来はケア機能を高めると粘度が上昇し、髪に塗布しにくい、色ムラが生じやすいなどの難点があった。そこを、同社の技術により粘度を低めたゲルクリーム状にして、髪馴染みや浸透性を向上させたという。

　既に200万本以上の製造実績があり、多くの顧客に好評を得ているため、積極的に紹介したいとしている。

　「無添加オーガニック」は、シリコーンや旧指定成分、鉱物油やパラベンなどの化学成分を排除し、無添加で仕上げた。ダメージケアや保湿、うねりの抑制などに効果が高いオーガニック植物成分を配合した。希望に応じて植物成分や精油などの処方にも変更が可能という。

　「薬用スカルプケア」は、市場競争が激化する中、配合成分や使用感で差別化を提案する。ラウレス、シリコーン、パラベンフリーの無添加処方も特徴として挙げている。

　美容業界においても重要な市場となっている中高齢層をターゲットに据えた「スーパープレミアムエイジングケア」は、厳選された原材料のみを使用した最高品質のエイジングヘアケアだ。肌と同じアミノ組成のシルク由来洗浄剤を使用するなど、頭皮には頭皮の、髪には髪のエイジングケアに必要な成分を配合した。

　展示ブースでは、実際に使用感などを確かめられるように、製品サンプルを用意する。より具体的な製品イメージを想起しやすいよう、容器デザインも展示する。

　モルトベーネグループは、美容サロンやバラエティショップなどで人気のスタイリングブランド「ロレッタ」や、一般市場向けの「ベーネプレミアムクリスタル」など生活者の認知度が高いブランドを展開しているため、ブース入口に展示し、来場者の誘致を図る。

　「ODM製品は、リーフレットやパネル、サンプルを使って、わかりやすく紹介していく。ブース全体を通して、サロン品質のヘアケアOEMメーカーであることを表現し、『ヘアケアOEMならばMBL』と理解される契機にしたい」（OEM事業部製品企画室中内龍二氏）

　今後、同社ではヘアケア製品に特化したOEM・ODMメーカーとして、技術力やマーケティング力の高さをアピールしながら、「MBL」の社名の認知度を高めていく方針だ。

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