週刊粧業
近年のエステティック業界の低迷には、個人サロンの開業が相次いでいることも一因とされる。個人で経営するため、大型機械の導入が減少したり、安価な業務用化粧品を使用するサロンが増えるなどした結果、単価が下落しているという。さらに、エステティックにおいてもファスト化・クイック化が見られ、サロンメニューの価格競争も起きている。
しかし、その中でも順調なサロンの取り組みを尋ねると、各メーカーとも口を揃えて「物販(店販品)が好調」と話す。店販品の売上げがよいサロンとは、つまり顧客とのコミュニケーションを十分にとり、カウンセリングを行っていると考えることができる。以前は、店販品を提案することによる顧客離れを懸念するサロンオーナーやエステティシャンも多かったというが、メーカー関係者曰く、それは「プロとしての自覚不足」という。
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