関西地方を中心に190店を超えるドラッグストアを展開している「コクミン」(本社=大阪市、絹巻秀展社長)は、化粧品販売の専属スタッフ「MBS」(More Beauty Staff)を増員し、将来的に各店舗に1人を常駐させる体制づくりを目指している。
今回は「MBS」を配置している店舗の1つで、昨年10月にリニューアルオープンした「なんばCITY店」(本館)を取材した。
十数年にわたってコクミン全店トップの売上高を誇ってきた同店には、「(立地を活かした)利便性」「品揃え」「接客カウンセリング」の3つの特色がある。「MBS」の取り組みとともに、これらの特徴について現状を探った。
専門店、百貨店ブランドも3段階のカウンセリング体制
「なんばCITY店」は、昨年10月にリニューアルオープンした。特徴としては、化粧品の売上構成比が50%超を占め、専門店や百貨店ブランドの一部も導入しているほか、接客カウンターや肌の手入れを行う個室も設置し、カウンセリング販売にも力を入れている。
同社は、化粧品の対面販売を強化するために、数年前に化粧品の接客に特化した社内資格「MBS」を新設し、化粧品の専属スタッフを育成してきた。
「MBS」は、約1年間にわたる研修期間を経て、社内で検討した独自の基準を満たしたスタッフが認定される。これまでに7人ほどが認定され、各エリア、各店舗で美容部員への教育指導などを行い、接客スキルの向上につなげているという。
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この記事は週刊粧業 掲載
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