第6回化粧品産業技術展「CITE Japan 2013」が5月15日からの3日間にわたって横浜市の「パシフィコ横浜」で開催され、トップレベルの技術が一堂に会する一大イベントが成功裏に幕を閉じた。主催者団体の日本化粧品原料協会連合会によると、3日間の累計来場者数は3万193人にのぼった。
開催初日に行われた開会式には、同連合会会長の岩瀬健治氏(岩瀬コスファ社長)をはじめとする業界関係者が集まり、華々しくスタートを切った。
開会式の口火を切った岩瀬会長は、前回から東西の化粧品原料協会がタッグを組んで主催している点に触れ、「原料協会と日本化粧品技術者会の会員が協力し合い、企画から運営しているユニークな産業技術展だ」と展示会の特性をアピール。さらに、「今回は過去最大規模の開催となった。サプライヤーとユーザーの情報交換、コミュニケーションの場となり、新しい発見、発想を得られることを期待している」と強調した。
後援団体の日本化粧品工業連合会からは前田新造会長(資生堂会長兼社長)が姿を現し、今回の展示会について「業界のグローバル化を促進する技術展だ」と評した。「近年は欧米メーカーだけでなく、韓国は化粧品の輸出額が輸入額を上回り、中国でもマーケットは拡大している。日本を取り巻くグローバル化の波は厳しいものになってきている」との問題を提起しながらも、「化粧品開発の有力な原料、科学技術、サービスが一堂に集まる技術展は、活発な情報交換と新たな連携を通じた多くのイノベーションにつながる」と期待を膨らませた。
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この記事は週刊粧業 掲載
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