市場調査会社の富士経済が先月発表した調査によると、2012年の「ヘアケア・ヘアメイク市場」(シャンプー、リンス、コンディショナー、ヘアトリートメント、女性用スカルプケア、ヘアスタイリング剤、ヘアカラー、パーマネントウェーブ剤)は、前年比0.6%増の5238億円となった。
主要メーカーへの取材を通しても「ほぼ横ばい」とする指摘が複数あり、全体像はそれほど大きく変化していないといえる。
ただ、最も売上規模の大きいシャンプー・コンディショナー分野は、いわゆるノンシリコンシャンプーのヒットにより単価が上昇し、数量ベースでは変化がないものの、着実に成長を遂げている。
昨年を総括すると、「母体の大きいシャンプーとコンディショナーの拡大が注目ポイント」(メーカー関係者)といえそうだ。
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この記事は週刊粧業 掲載
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