国内化粧品市場において「エイジングケア」は一大マーケットを形成し、将来的にも有望なカテゴリーとされている。このエイジングケアと密接な関係にあるのが、保湿や美白といった領域だろう。ただ、一口にエイジングケアと言っても、アプローチの方法は多岐に渡る。今回はこれに「保湿」も加えた二大テーマで、OEM各社の取り組みを紹介する。
小じわや紫外線防御の新表記で
化粧品マーケットに追い風
エイジングケアに関連した動きでは、一昨年に新たな効能として「乾燥による小じわを目立たなくする」という表記が認可され、そうした訴求を試みるメーカー・ブランドが増える傾向にある。
各メーカーはこのテーマに沿った新たな知見や研究成果の発掘に一層精を出しているが、それはOEM企業にとっても同様で、受注につなげるための研究が熱心に進められている。この小じわ対策に連動するかたちで改めて注目されているのが「保湿」というキーワードだ。
また一方では、今年は紫外線防御の新基準「PA++++」の表記も新設され、今夏は大手メーカーを中心に新表示を引っ提げたアイテムが店頭を賑わせている。
保湿と同様に、美白もエイジングケアと切っても切れない関係にあり、この点からもエイジングケアに注がれる注目度はますます高まっているといえる。
OEM各社は、スキンケアだけでなく幅広いカテゴリーで生産実績をもつケースが圧倒的に多いため、特定のテーマを設けて受注実績などを捉えることは簡単ではないのが現状だ。それでも、「エイジングケア」と「保湿」の領域で一歩リードしようと奮闘する取り組みもみられる。
【記事掲載企業】
◎セントラル・コーポレーション、特許技術活かした細胞再生化粧品OEMに自信~細胞再生には種・畑・生体電位が重要
◎東洋新薬、「乳化革命」掲げ三相乳化で価値提案~素材力に依存しない化粧品の骨格形成に力
◎アスティ、うるおいが持続するナノ化粧品を提案~超高圧乳化システムでナノ粒子を生成
◎ノーベル化学宏業、高いエイジングケア効果も継続使用を前提に~日々の使用満足を導く感触訴求の処方開発に強み
◎クロイスターズ、スキンケアの少ロット製造でアピール~今は実績積み重ねる育成段階
◎シーエスラボ、肌内外からアプローチした「スゴうる高保湿乳液」~処方開発だけでなく有用性評価で説得力高める
関連キーワード
この記事はC&T 2013年6月17日号 44ページ 掲載
C&T2013年7月号(No.156号) ■特集/成熟期を迎えたBBクリーム~単品ブームからシリーズの定番へBBクリームの多機能価値深まる ◎資生堂~ミネラルウォーターでつくる多機能価値を啓発(専科) ◎カネボウ化粧品~累計1000万個を突破した大ヒットBBクリーム(フレッシェル) ◎コーセー~「美白する和漢BB」を提案、若年層獲得に意欲(雪肌精) その他掲載企業/オルビス、ドクター...
バラ売り
【週刊粧業】2024年下期オーラルケアの最新動向
バラ売り
【週刊粧業】2024年パーソナライズドコスメの最新動向
バラ売り
【週刊粧業】2024年ヘアケアの最新動向
バラ売り
【週刊粧業】シンクタンクが分析する2025年国内化粧品市場
バラ売り
【週刊粧業】2024年アジアンコスメの最新動向
バラ売り
【週刊粧業】ビズジーン、遺伝子検査技術を様々な分野に活かす
バラ売り
【週刊粧業】Zenken、人材獲得と企業ブランディングを両立したサービスが好調
バラ売り
【週刊粧業】2024年・年末大掃除の最新動向
紙面を探す
紙面を探す
レポートを探す
無料でダウンロード
カタログを探す
無料で見る
週刊/毎週月曜日発行
化粧品、日用品、医薬品、美容業、装粧品、エステティック等を中心とした生産・流通産業界の総合専門情報紙。
季刊/年4回
化粧品、日用品、アクセサリーなどの業界別の市場動向をはじめ、戦略、流通、経営、マーケティングを扱う情報専門誌。
週刊/毎週月曜日発行
化粧品、トイレタリー、石鹸、歯磨、日用品に関する情報の速報版。業界のエグゼクティブ必読の情報紙。
週刊/毎週月曜日発行
昭和33年に創刊された、わが国初の訪問販売化粧品業界の専門情報紙。