シバハシケミファは今年、アシル化加水分解ケラチン「Promois EKCP」(成和化成)の総代理店となり、新規洗浄成分として販売を強化している。5月に開催されたCITE Japanでは、髪に近い成分で構成されている特徴を活かし、配合シャンプーを例に「ケラチンで洗う」というコンセプトを打ち出す技術発表を行った。発表後のサンプル依頼などから、製品認知の拡大に大きくつながった」との実感を得ている。
これまでケラチンをアシル化した化粧品原料が存在していなかったという新規性に加え、同社が打ち出した「ケラチンで洗う」というコンセプトに関心を示し、業務用ヘアケアを展開する複数の企業よりエイジングケアシャンプーや頭皮クレンジングなどに使いたいとの依頼があるという。
ヘアケアのトレンドは業務用から一般用へ広がる傾向にあり、配合製品を使用するサロンの増加に期待を寄せている。
「Promois EKCP」の評価試験では、これまで泡立ち評価や感応評価においても高い数値が得られ、髪にハリ・コシを与える成分として認められた。現在も様々な角度から毛髪に与える効果を調べている。高分子加水分解ケラチン「Promois KR-30」をはじめとする他のPromois製品との組み合わせも可能だという。今後は、スキンケアへの応用も視野に「肌に対する効果についても確認していきたい」との考えを示した。
「総代理店の強みを活かし、来年以降も最注力原料として製品の特徴理解を深める活動を推進していく。本社が大阪のため、これまで西日本での実績が多かったが、『Promois EKCP』をフックに東日本エリアの営業を強化し、化粧品原料商社としての認知度を高めていきたい」(同社)
その他の取扱原料では、ヘアケアやファンデーションなどの感触を向上させる原料への実績が増えている。
「テクスチャーは実感しやすく、末端の顧客にも伝えやすい特徴を持つので、今後もしっかり紹介できる原料を揃えていきたい」(同社)
この記事は週刊粧業 2013年12月2日号 17ページ 掲載
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