カラースタジオ イオンモール岡山店、年商50億円を超える有力化粧品店「MASAYA」の最新ショップ

週刊粧業 2015年2月23日号 5ページ

カラースタジオ イオンモール岡山店、年商50億円を超える有力化粧品店「MASAYA」の最新ショップ
 MASAYA(本社=岡山市北区、高田輝彦社長)は現在、化粧品専門店を全国で31店舗展開している。2014年の年商は、1946年の創業から初めて50億円を突破し、化粧品専門店を取り巻く環境が厳しい中で着実に成長を続けている。

 同社では、創業の地である岡山県内に「マサヤ」を5店舗、イオンモールを中心とした全国の大型商業施設で「カラースタジオ」を26店舗運営し、約150名の正社員が在籍する。

 昨年12月には、流通大手イオンが西日本最大級の旗艦店に位置づける都市型SC「イオンモール岡山」にカラースタジオを出店した。オープンからこれまでの取り組みについて、高田社長に話を伺った。

移転前の店舗を意識した
売場で優良顧客の心掴む

 MASAYAでは1976年から38年間、イオン岡山(旧ジャスコ岡山)で「マサヤ」を営業していたが、館全体の老朽化が進み、昨年9月にイオン岡山とともに店舗も閉店することになった。

 それから3カ月後、イオン岡山から直線距離で3キロほどの場所にイオンモール岡山がオープンし、「マサヤ イオン岡山店」から「カラースタジオ イオンモール岡山店」に名前は変わったものの、取扱ブランド(資生堂、カネボウ、コーセー、アルビオン、マックスファクター)とスタッフは以前と全く同じ陣容で、新たなスタートを切った。

 高田社長によると、年間2000万人の集客を見込んでいるイオンモール岡山では、1日の来客数が平日で5~6万人、土日で10万人と、現在のところ当初の予想通り順調に推移しているという。新店の来店客数は1日約60~100人にのぼり、主にフリー客の来店が多いという。

 「以前のお店では約4000人の名簿があり、その半分が固定客で、さらにその半分が優良顧客だった。以前は郊外型の店舗で気軽に自転車で立ち寄られる人が多かったが、JR岡山駅に直結している新店では今までのお客様がどれだけ来店されるかがオープン以降の大きな課題となっている。新店の売上げは現在、既存と新規がそれぞれ半分ずつを占めている。少なくとも、優良顧客がしっかりと戻ってくれば何とか売上げの基礎ができるので、まずは固定客のフォローを進めていく」

 イオンモール岡山に直結するJR岡山駅の地下街「岡山一番街店」には、MASAYAが展開する31店舗の中で全国売上№1の「マサヤ 岡山一番街店」が店を構える。新店では、そこで取りこぼしている顧客を獲得することも課題となっている。

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