レスパスヨンカ表参道、ブランド直営店が歩んだ10年の軌跡

週刊粧業 2015年3月2日号 7ページ

カンタンに言うと

レスパスヨンカ表参道、ブランド直営店が歩んだ10年の軌跡
 ヴィセラジャパンはフランスのプロフェッショナルブランド「YON―KA」(ヨンカ)の直営店「L'ESPACE YON―KA(レスパスヨンカ)表参道」が今年3月、オープンから丸10年を迎える。

 オープン当時、日本はまだスパの黎明期であり、武藤興子代表は試行錯誤をくり返しながら店舗経営を進めていった。2013年にはスクールを開校し、スパ業界の人材育成にも努めている。

 武藤氏にこれまでの軌跡と次の10年に向けたビジョンを語ってもらった。

日本では直営店展開が必須
綿密なプランを本国に提案

 武藤氏は、「YON―KA」は60年の歴史があるプロユースのブランドであり、日本での展開はプロを通じた施術を提供する直営店が不可欠だと考えた。

 「実は『YON―KA』と契約をする前にすでに不動産の賃貸契約をしていた。本国と契約の交渉段階ですでに直営店のパースを描き、『このような場所を借りているのでYON―KAの直営店をやりたいのですが、いかがでしょうか』とプランを提案した」

 「YON―KA」を愛用し、深い感銘を受けていた武藤氏はブランドについて深く分析、綿密なプランを提示したことで、本国もその熱意を汲み取った。「YON―KA」は世界50カ国に進出しているグローバルブランドであるが、ブランド直営店「L'ESPACE YON―KA」の展開は本国以外では日本が初めてである。

 「店舗のプランはある程度こちらで用意し、最終的な仕上げをフランス本国と進めたので、ほぼまかせていただいた。直営店は空間でブランドを感じてもらえる場所。壁の色や使う素材まで『YON―KA』を表現するために3Dに起こしていく作業だった」

 リアル店舗に運営コストがかかるのはわかっていた。他国のようにスパやホテルに製品を卸して技術を教えるだけならそれほどの固定費はかからない。しかし武藤氏はブランドを実感してもらう場として直営店にこだわり、10年間続けてきた。

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