日光ケミカルズは、今回も趣向を凝らした展示内容で特に得意としている製剤技術の高さを広範囲にアピールする。
今回は、気分を高める時やリラックスする際など様々な生活シーンを切り取り、それぞれのシチュエーションに適した製剤を計20種以上揃えた。
化粧品を特徴づける上で、実際に使用した際の感触は最も重要視される要素の1つだが、中原秀之 営業部長(写真)は「当社は効果・効能に加え、独特な感触を生み出す製剤技術に長けており、『感性』に訴えかけるような商品開発をサポートしたい」と話す。
そんな今回も、初公開となる新素材が数多く顔を並べた。
その1つが、微細藻類・海藻由来の「GREENSEA」 海洋シリーズ(3品)だ。表皮や真皮、血管に働きかける幅広い作用をもっており、アンチエイジングや敏感肌用の商材などに活用できる。また、環境にやさしいサステイナブルな自然素材である点も特徴だ。
一方、ビタミンB5誘導体の新規素材「NIKKOL パントベール」は、細胞賦活・増殖や紫外線のダメージ軽減作用をもち、肌や髪を外的ストレスから守る役割を果たす。スキンケアやヘアケアなど、幅広い分野で活用が期待されている。
メーク用の粉体素材でも、独特な感触でスキンケア効果を併せ持つ新素材が完成した。
「NIKKOL パウダーシュガースクワラン 03」は、感触が好評なサトウキビ由来の「同 シュガースクワラン」を特殊加工技術により配合しており、粉体製品特有の粉っぽさを軽減し、しっとりとした感触を与えることができる。
「同 パウダーシュガースクワラン 03」が「しっとり」とした感触を付与するのに対し、「同 NIKKOSPHERE BSAH」は「なめらか」なパウダーに仕上がっている。シワや毛穴を目立たなくすることなどが期待されている。
同様に、「同 シュガースクワラン」を用いてバラまたはラベンダーから抽出したエキスで、ここちよい香りがする「NIKKOL アロマスクワラン」や、ヨーロッパ発祥の健康療法「ジェモセラピー」をコンセプトとする樹木の芽由来の新素材も披露する予定だ。
さらに、今回は売り出し中の有力原料にも高い関心が注がれそうだ。
中でも、機能性界面活性剤の「NIKKOL ピュアフォス」シリーズは、αゲル形成剤の「ピュアフォスα」とラメラ液晶形成剤の「同 LC」が、いずれも保湿効果の高い安定な高次会合体を簡単に形成できる利点をもつ。
特に、従来にはない新感覚のさっぱりとした感触を付与できる「同α」では、新たにシワやキメの即効的な改善効果や、大気汚染などに対するバリア機能をもつことが最新の試験結果で明らかになった。
さらに、独特な感触を付与できる点では乳化剤の「NIKKOL ニコムルス」シリーズも注目素材といえる。製剤のコンセプトや感触に応じて、計10種のラインナップを揃えている。
今回展示する製剤の情報は、冊子「NIKKOL マガジン」に集積し、来場者に配布する。
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この記事は週刊粧業 2015年5月25日号 12ページ 掲載
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