オルビス、物流再構築によるデータ一元管理でハイレベルな品質保証体制を確立

週刊粧業 2015年6月15日号 8ページ

カンタンに言うと

オルビス、物流再構築によるデータ一元管理でハイレベルな品質保証体制を確立
 オルビスは2008年、商品開発を手がける現商品管理部内に「現場・現物・現状」の三原則を基本とする品質保証チームを設立した。化粧品をはじめ、食品やボディウエアなどの幅広い品質保証を担う同チームの取り組みについて、森谷昌樹商品管理部課長に話を伺った。

 ――品質保証で貴社が強みとする点は何ですか。

 森谷 オルビスの強みは、大きく分けて「安全保証力」「問題に気づく力」「トレーサビリティ(問題追跡力)」の3つがある。

 「安全保証力」に関しては、グループ会社のポーラ化成工業が当社の研究・開発・製造を行っており、開発面では特に内容物と容器設計を強みとしている。

 内容物は全商品にアレルギーテストを実施し、ポーラ化成工業独自の厳しい基準をクリアした商品だけが市場に流通される。また、商品開発ではポーラ化成工業が長年培ってきた新規原料に関する安全性試験のノウハウをもとに試験を実施し、これをクリアしたものだけを商品化している。

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