【消費者アンケート調査】朝、化粧水+αに課題、オールインワンの影響か

週刊粧業 2015年7月6日号 6ページ

カンタンに言うと

【消費者アンケート調査】朝、化粧水+αに課題、オールインワンの影響か
 「朝のスキンケアに使用するアイテム」は、「化粧水」が76・9%となり、根強い使用意向が浮き彫りになった。

 時間に余裕のない忙しい朝でも、化粧水は欠かせないとする女性が大半を占めている。

 そんな化粧水は、デフレの最中は出費を抑えたい消費心理から1000円を下回るような低価格帯のセルフ商材がよく売れる傾向にあった。しかし、ここにきてより高単価のカウンセリング商材が復調の気配を見せているとの声を耳にするようもなっている。

 その次に、「日やけ止め」(49・3%)、「乳液」(41・5%)、「リップクリーム」(40・3%)が40%台で続いている。

 日やけ止めは、もはや夏場だけに限らない通年使用のアイテムとして定着している。年中降り注ぐ紫外線についても、「UVA」「UVB」など種類別にアプローチする商品が増えているほか、赤外線対策の機能なども盛り込まれるようになってきている。また、紫外線防御の最高基準「SPF50・PA++++」を担保するアイテムも増えている。

 一般的にUV効果を高めると使用感が低下するといった問題が生じやすく、その両立が課題とされている。そうした感触については消費者も厳しい目線を向けており、各メーカーは技術開発に躍起だ。

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