JR柏駅は一日の乗降客数が約45万人であり、千葉県内で1、2を争うターミナル駅だ。隣接している柏髙島屋は本館、S館、ステーションモールのS館専門店、新館専門店の4つに分かれている。
昨年10月に化粧品売場は大幅なリニューアルに踏み切った。リニューアルの狙いについて、販売第2部化粧品売場セールスマネージャー兼係長の清水明子氏に話を伺った。
沿線最大34ブランドが集結
大改装で若年層の獲得に成功
同店は商圏として、柏市、流山市、松戸市、茨城県の近隣など幅広い地域をカバーしており、通勤・通学のお客も当然多い。
化粧品売場をリニューアルする際、「都内にいかなくても地元で都内と変わらない品揃えの化粧品を購入できる」ことを重要ポイントとした。
「都内に負けないブランド数であり、女性が心惹かれる美的空間を整えた」(清水氏)
リニューアル前は24の主要ブランドが入っていた本館と4ブランドが入っていたS館にそれぞれ売場が分かれていた。リニューアルにあたって化粧品売場はS館に集結し、駅から直結する3階に居を構えた。
「本館は50~60代のお客様が多く、化粧品売場も同様の客層だった。若い年代~60代と幅広いお客様が多いステーションモールとの枠を越え、百貨店全体の売上規模を上げる狙いで、化粧品売場を昨年の10月1日から現在のフロアへ移転した」(清水氏)
売場面積は750㎡で、リニューアル前の673㎡(本館・S館合わせて)から大きく拡張した。
さらに、リニューアルに当たり、9つの新ブランド「MAC」「スック」「シスレー」「ゲラン」「ヴェレダ」「オブコスメティックス」「ジョンマスターオーガニック」「ナチュラグラッセ」「ベルナチュレール」を導入し、沿線最大34ブランドが集まった。
売場はゾーニングごとに既存ブランドを分け、それぞれ目玉となる新ブランドが入っている。
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この記事は週刊粧業 2015年10月26日号 17ページ 掲載
〔化粧品専門店〕■座談会~店とメーカーの相互信頼関係が「ファンづくり」の第一歩参加者~コーロ「コーロ イープロ」播磨利枝氏/コーロ「コーロ イープロ」播磨扶味氏/アルビオン大和緑取締役・営業本部副本部長■化粧品専門店29社にアンケート~差別化は「カウンセリング」、客単価に反映され成果も①立地、②ライバル業態、③売上伸び率、④売上増加・減少の要因、⑤平均指数、⑥カテゴリー別・メーカー別実績、⑦...
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