ティアーズ、創業30周年迎えさらなるブランド力向上図る

週刊粧業 2016年1月1日号 88ページ

カンタンに言うと

ティアーズ、創業30周年迎えさらなるブランド力向上図る
 美容サロンメーカーのティアーズは、2015年度はヘアカラーの売上げが好調に推移し、業績は前年度を上回った。

 業績拡大を牽引したヘアカラーでは、2015年6月に「ウェル&ウェル スピーディーヘアカラー」と「アステティックカラー」の両シリーズに、人気のベージュ系統のカラーを追加したことが売上増を後押ししたという。

 また、ヘアケアカテゴリーでは、4月に発売した「ウェル&ウェル」の水素発生型トリートメントも期待度の高い製品として育成していく。同製品は、「整える」「水素発生」「コートする」「キープする」の4ステップのヘアケアシステムで、ダメージの原因となる活性酸素を水素が除去し、ダメージケア成分に配合したユーグレナエキスが髪に潤いを与え、毛先までなめらかな髪に導くという。

 8月には同じくヘアケアカテゴリーで人気の「クレメンティア」で最も軽い仕上がりの「フレッシュ」を改良発売した。これまでコンディショナーを展開していたのを、アミノ酸をベースとしたノンシリコンタイプのトリートメントに変更し、オーガニックオリーブオイルやホホバオイルなど97%を自然由来成分で仕上げた、環境にも髪にもやさしい製品となった。

 10月の制度改正にともない、パーマ液の1剤、2剤の分離販売が可能となったことを受け、同社も10月から分離販売を始めた。その結果、販売効率が高まり、パーマ剤が2015年12月現在、前年実績を上回る形で推移しているという。

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