富士経済、2015年の機能性表示別食品市場を調査

粧業日報 2016年4月15日号 3ページ

カンタンに言うと

富士経済、2015年の機能性表示別食品市場を調査
 富士経済は、2015年の機能性表示別食品市場(国内)を調査し、機能性表示食品市場を303億円(前年は市場未形成)、特定保健用食品市場を3862億円(前年比1.9%増)、栄養機能食品市場を1029億円(同1.4%増)と推計した。

 2016年については、機能性表示食品市場が130.6%増の699億円、特定保健用食品市場が微減の3840億円、栄養機能食品市場が微増の1034億円と見込んでいる。

 2016年の機能性表示食品市場は、2倍を超える伸びを予測しているが、これは2015年調査時点の予測であり、その後に発売された商品、既に届出受理または受理待ちで2016年以降の発売を控えている商品を考慮すると、予測値を大幅に上回ることが予想される。

 2016年の特定保健用食品市場は、より低コストでスピーディに商品化できる機能性表示食品へ注力をシフトする企業が増えることが想定され、その影響で6年ぶりのマイナスが予測される。

 2016年の栄養機能食品市場は、機能の裏付けや証明、規格基準をクリアしていることが示されているといった点で購買動機につながる要素の1つにはなっており、今後も特保や機能性表示食品のような効果は期待できないものの、一定の市場を維持するとみられる。

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