新生「アユーラ」、肌ストレス開放へ始動

C&T 2016年6月15日号 78ページ

カンタンに言うと

新生「アユーラ」、肌ストレス開放へ始動
 資生堂は昨年8月31日、アウトオブブランド「アユーラ」の全株式と関連資産を調剤薬局やドラッグストアのチェーン店を営むアインホールディングス(当時、アインファーマシーズ)に譲渡した。

 百貨店流通を主体としながらもアインズ&トルペでのカウンセリング販売を開始し、今秋には肌診断機の本格導入も控えている。

 リブランディングなど新生「アユーラ」の展望を、7月1日に社長に就任する木明理絵子副社長にたずねた。

肌診断機による新カウンセリング開始
最大のテーマは百貨店での新客育成

 木明氏は昨年9月に副社長に就任以来、「アユーラ」のリブランディングを進めてきた。

 1994年に誕生した「アユーラ」は百貨店で20年を超える販売実績がある。

 「百貨店で大切に育まれ、支持を得てきたことは強みであるが、同時に新しいことが出来にくくなっていたと感じている。当社はアインホールディングスの子会社として唯一の化粧品企画会社になり、その意味では異質の存在と言える」

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