Champ de Herbe、化粧品を主軸にエキナカの利便性を追求

週刊粧業 2016年10月17日号 7ページ

カンタンに言うと

Champ de Herbe、化粧品を主軸にエキナカの利便性を追求
 アトレの子会社であるアトレスティルが運営する化粧品・雑貨ショップ「Champ de Herbe(シャン・ド・エルブ)」1号店がアトレ四谷にオープンしたのは1990年。まだバラエティショップが広く浸透していない時代、これからの業態としてスタートした。

 門脇隆シャンドエルブ本部長、大辻まりこシャンドエルブ本部運営グループマネージャーに売場づくりのこだわりをたずねた。(写真は全て大森店)

美と健康と癒しをテーマに品揃え
エキナカ中心に直営12店舗を出店

 バラエティショップの先駆けとして駅ビルに出店を開始してから25年。店名はフランス語で「香草の畑」を意味し、オープン当初は化粧品をはじめ、リラックスをもたらすハーブやポプリなどの香り商材を多く扱っていたという。

 その後、時代の変化に合わせて品揃えを変えていった。この10年は雑貨の取扱いを始めて「美と健康と癒し」をテーマに品揃えを広げている。

 エキナカ出店が中心であることから、通勤・通学の通り道に立ち寄って息抜きができる売場づくりにこだわってきた。直営店は全部で12店(四谷、新浦安、恵比寿、上野、西船橋、飯田橋、大森、平塚、田町、武蔵浦和、大船、石神井公園)、アトレの親会社であるJR東日本管轄外の地域ではFCショップを豊橋、豊田、熊谷、高崎で展開している。(2016年10月7日現在)

 直営店で最も新しい店舗は3年前にJR東日本グループ以外の商業施設に初めて出店を果たした石神井公園店で、今後も、グループ以外のところへの出店を計画している。

 「新規出店で決まっている案件は今のところなく、具体的に店舗数の目標も定めていない。JR東日本管内の営業となるが、駅ビルの中の店舗としてノウハウを培ってきたので要望があれば案件ごとにその延長線上で進めていくことになるだろう」(門脇氏)

 駅ビル出店の優位性は何と言ってもその立地のよさだ。その分面積は小さく様々な制約もあるが、利便性が最大のメリットとなる。

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