カネボウ、「コフレドール」体験型イベントが大人世代にも盛況

粧業日報 2016年11月2日号 1ページ

2016年11月4日 15:00

粧業日報化粧品イベント関連制度品メーカー

カンタンに言うと

30日間で3300名弱が体験、

予約でほぼ満席の状態に

　カネボウ化粧品は10月1日～30日、「コフレドール」体験型ポップアップイベント「COFFRET D'OR HILLS SALON MAKE-UP&PHOTO」を表参道ヒルズで開催し、連日賑わいをみせた。

　会場では「コフレドール」「コフレドールグラン」の新製品・新色を自由に試せるほか、プロのメークアップアーティストとカメラマンによる「キセキの1枚」の撮影体験もできた。今回は期間中の水曜日に大人の肌悩みを持つ女性のための特別予約枠「gran time」を設け、「コフレドールグラン」の商品を使った「キセキの1枚」体験希望者の予約を優先した。

　会場は2つに分かれ、1階の表参道Rスタジオでは体験のインフォメーションや予約を受るとともに壁面に新商品のセルフリタッチコーナーを設け、地下2階の「キセキの一枚」体験会場では100㎡弱のスペースでメークと簡単なヘアスタイリング、撮影を行った。

　体験は60分コースと30分コースがあり、電話予約が基本。30日間で延べ3300名弱が体験した。

　「利用者は20代後半～30代、40～50代が多く、『コフレドールグラン』のファンデーションと口紅を使用するgran timeは同世代の人が集まるので50代でも安心して体験できると一般枠より盛況で、このイベントを通じて『コフレドールグラン』のニーズの高さを感じた。友人や家族からのクチコミで予約をしてくる方もいた」（同社広報）

　「コフレドール」の体験イベントは今回で3回目。これまでよりも撮影スペースを広めにとり、外から撮影の様子をみて問い合わせてくるケースもみられた。会場で販売は行わないが、過去のイベント体験者によるアンケートでは半数以上が後日、製品を購入したと回答したこともあり、イベントの案内チラシで近隣の取扱店舗を紹介したという。

　撮影画像をSNSに投稿した人には抽選で「DEWボーテ」製品や「コフレドールパウダーファンデーションサンプルセット」などを進呈する企画も用意した。

　「新製品だけでなく、既存のマスカラやアイライナーの問い合わせも多かった。場所柄もあり、どちらかというと『コフレドール』を使ったことがないブランド新客の利用が目立った。次の開催も前向きに検討している」（同社広報）