COHRO e―PRO、オンリーショップへの大転換から5年で躍進

週刊粧業 2017年3月20日号 7ページ

カンタンに言うと

COHRO e―PRO、オンリーショップへの大転換から5年で躍進
美容活動を通じた新規客獲得に自信

 大阪・梅田で化粧品専門店「COHRO e―PRO(コーロ イープロ)」を運営するコーロは、ディアモール大阪DTタワー地下2階のディアモールフィオレ内に、アルビオンのオンリーショップ「ALBION Produce by CHORO e―PRO」を2011年にオープンし、2年後には「アルビオン」の売上が1億円を突破して「億ショップ」の仲間入りを果たすなど売上好調が続いている。

 2017年3月期(17年2月末時点)も「アルビオン」(前年同期比2%増)、「イグニス」(4%増)、「エレガンス」(3%増)の主軸3ブランドがいずれも前年実績を上回って推移し、播磨正文社長は「アルビオンでは年商2億円も見えてきた」と話す。

1ブランドに頼りすぎない店
へイグニス育成強化で経営安定化

 昨年の同店への取材で「継続的な発展と安定経営の実現」に向けて中長期戦略「年商5億円店舗構想」を語った播磨社長は、「新規顧客の獲得なくして店の成長はない」と改めて強調する。

 これまでは「アルビオン」を軸に新規顧客を獲得して売上を伸ばしてきた同社だが、新規顧客獲得数の伸長率でみると、徐々に鈍化してきている。

 「目標達成に向けては堅調にアルビオン会員を増やせている間に、しっかりと新しい顧客を獲得できるそれ以外のブランドを育てておく必要があった」

 そこで、「億ショップ」を達成した13年頃より新たに「イグニス」を新規顧客獲得ブランドの一つに位置づけ育成に取り組んできた。

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