ダイゴウ コスメティックコート、メークから顧客の輪を拡げる化粧品店

週刊粧業 2017年5月15日号 7ページ

カンタンに言うと

ダイゴウ コスメティックコート、メークから顧客の輪を拡げる化粧品店
 埼玉県・北浦和駅前にテナント店舗ビルを構えるダイゴウ(商号=パーミンダイゴウ)は、30~40代の「ママ世代」をターゲットに化粧品店「コスメティックコート」をはじめ、婦人服・服飾雑貨店、ネールサロンの事業を展開する。

 化粧品店の鈴木由美子店長は「ビルを利用するママがリフレッシュし、さらにキレイになってもらうことで、子どもや家族の笑顔にもつながるサービスをどんどん充実させていきたい」と話す。

 2年前にはビル1階に新たに一時預かり専門の託児所「ママズスマイル」の運営を開始し、想いを形にした。1時間から利用できる託児サービスの導入は、北浦和駅前の好立地も奏功し、利用客層の裾野を広げている。

コスメティック甲子園での実績から
メーク相談の店として認知広がる

 子育てママを応援する企業理念のもと運営する化粧品店「コスメティックコート」は、他の化粧品専門店と比較すると、サービスの軸や新規来店客の目的が、少し特殊だ。

 化粧品専門店の多くが、固定客化につながりやすいスキンケアを軸にした肌カウンセリングサービスを充実させる一方で、同店にはメークに関する悩みを抱えた顧客が多く来店してくる。

 メーキャップサービスが新規顧客の入口となっており、メーキャップサービスからスキンケアの提案につなげ、会員顧客化が進んでいるという。

 メーキャップサービスの看板化が急伸したのは2014年の夏以降だ。資生堂が全国の化粧品専門店の若手経営者の組織NCCと協働で開催するメーキャップ競技コンテスト「コスメティック甲子園」の第2回全国大会にて、当の鈴木店長が金賞を受賞し優勝した。

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