ケイズ、容器とOEMの融和で利便性をアピール

週刊粧業 2017年7月10日号 12ページ

カンタンに言うと

ケイズ、容器とOEMの融和で利便性をアピール
 ケイズでは、「化粧品コンシェルジュ『オールインワン提案』」を今展示会のテーマに掲げ、国内外の多彩な容器を中心に、化粧品OEM(開発・企画・製造)との融和によって生み出される利便性を来場者に向けてアピールした。

 前回はOEMを前面に打ち出したが、今回は容器の視点から見たオールインワンを主としたブースレイアウトにし、日本だけでなく海外(韓国・台湾・ベトナム・中国)から厳選した最新容器を紹介した。

 同社の久保渕武氏(第一営業部部長)によると、ヨーグルトやジューススタンドなどの食品容器を新たに化粧品用途で提案し、「業界で採用されていない斬新さが面白いと好評だった」という。

 食品容器以外には、先端に筆やボール、パフなどが付いた「特殊チューブ容器」と、同社が強みとしている「エアレス容器」への反響が多かったようだ。

 ブースでは、先端に軽石が付いたチューブ容器の中に、同社が製造した角質除去と美肌成分の中身(バルク)を入れたかかとケア製品のサンプルを配布したところ、「容器と中身はそのままですぐに商品化したいという依頼を受け、このほかにも新規案件が順調に進んでいる」という。

 海外容器を中心に圧倒的なバリエーションを誇るエアレス容器では、注射器の形状を模したメディカルスポットタイプなど、他にはない特徴あるエアレス容器の引き合いが多かったという。

 展示会後のフォロー活動では、来場者にサンプル送付と訪問を行うほか、展示会に来場者していない既存取引先などにはブースの見どころをまとめた小冊子を営業ツールに活用していく。

 「当社に依頼すれば、一枚の発注書で容器調達から中身の全てをオールインワンで提案できる。今展示会では、こうした利便性を改めて多くのお客様に感じていただけたものと自負している」(久保渕氏)
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