中屋薬局、新業態で美と健康を総合提案する企業へ

週刊粧業 2017年10月16日号 7ページ

カンタンに言うと

中屋薬局、新業態で美と健康を総合提案する企業へ
 西東京と神奈川県内で調剤薬局を併設したドラッグストア、化粧品専門店を展開する中屋薬局は9月15日、商業施設109MACHIDA(町田)1階にコスメセレクトショップ「アクアコスメラボ109町田店」(約20坪)をオープンした。

 化粧品に特化する「アクアコスメラボ」の業態としては、2014年春の「イオンモール日の出店」(東京都西多摩郡)に次いで2店目となる。

化粧品激戦区で来店価値にこだわり
ニッチ戦略を推進

 1961年設立の同社は、調剤薬局・OTC医薬品を中心に一般化粧品や日用雑貨を展開する店舗を運営する中、2001年秋にオープンした「薬局アクアファーマシー ミウィ橋本店」(神奈川・相模原市)で初めて制度化粧品を取扱い、化粧品のカウンセリング販売をスタートさせた。

 「ミウィ橋本店」は、調剤・OTC医薬品・化粧品を融合させた売場を構築し、美と健康のトータルサポートを行う店舗に位置づけ展開。調剤・薬で取り組んできた健康相談のサービスを、美容にも広げて、店のファン化を進めている。

 昨年9月には、化粧品の売場を広げるとともに、化粧品のカウンセリングをより重視したレイアウトに拡張リニューアルした。改装後は売上も順調に伸びている。

 109町田店への出店経緯として、この新しくなったミウィ店が注目されて誘いがあったと岡部仁史営業部長は明かす。

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