ライオン第3四半期、売上・利益とも過去最高を更新

粧業日報 2017年11月16日号 1ページ

カンタンに言うと

  • ライオンの2017年第3四半期決算(1~9月)は、営業利益、経常利益については5期連続、純利益については4期連続で過去最高を更新した。
  • 一般用消費財事業では、高付加価値品の拡大が2ケタの増収(13.2%増)に大きく寄与した。海外事業については、東南アジア、北東アジアともに順調な成長が続いている。
ライオン第3四半期、売上・利益とも過去最高を更新
 ライオンの2017年第3四半期決算(1~9月)は、新製品や高付加価値品が好調だったことなどで増収増益となった。営業利益、経常利益については5期連続、純利益については4期連続で過去最高を更新した。売上高は前年同期比3.8%増の3011億4200万円、営業利益は8.6%増の206億9700万円、経常利益は9.3%増の221億2200万円、純利益は13.7%増の148億3200万円となっている。

 濱社長は、業績好調の理由について「国内一般用消費財事業では、高付加価値品の拡大が2ケタの増収(13.2%増)に大きく寄与した。海外事業については、東南アジア、北東アジアともに順調な成長が続いている」と語った。

 営業利益の増益要因としては、売上増・構成変化等の影響で48億円、トータルコストダウン(原価・物流)で11億円の増益効果があった。これに対し、原油・植物油脂等の影響で18億円、競争費用の増加で17億円、その他費用の増加で8億円が減益要因となっている。

 セグメント別の業績は、一般用消費財が売上高で2.0%増の2138億2600万円、営業利益で13.2%増の142億8000万円、産業用品が売上高で0.7%増の401億7100万円、営業利益で19.7%減の14億7600万円、海外が売上高で7.9%増(為替影響を除いた実質4.4%増)の899億7600万円、営業利益で7.2%増の38億5900万円、その他が売上高で17.1%増の221億6000万円、営業利益で82.0%増の9億5300万円となった。

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