コスメシオン ラスカ茅ヶ崎店、館の特性活かし他店ともコラボ

週刊粧業 2017年11月13日号 7ページ

コスメシオン ラスカ茅ヶ崎店、館の特性活かし他店ともコラボ
 茅ヶ崎駅直結の商業施設「ラスカ茅ヶ崎」に店舗を構えるコスメシオンは、神奈川県の湘南エリアで薬局を展開していたシオンドラッグが2000年11月にオープンした化粧品専門店だったが、2014年にアイリスファーマが展開する調剤薬局チェーン・あけぼの薬局グループがシオンドラッグを買収し、新たな体制で運営している。

 グループとしても化粧品専門店の運営は初めての試みといい、試行錯誤を重ねながら様々な施策に取り組み、現場やメーカーと協力し、化粧品販売の可能性を探っているところだ。

改装オープン後に好条件重なり
ブランド個々の打ち出しが可能に

 「ラスカ茅ヶ崎」が2015年に大型改装を実施したのに合わせ、コスメシオンも6階のレストランフロアにおいて仮店舗で営業していた。

 館の改装が終わると同時に、同店も11月に4階でリニューアルオープンすると、店舗はちょうどフロアの角のスペースへと移動した。

 さらに改装前は正面にあったコスメショップも別フロアになったことに加え、生活雑貨店と隣り合わせたことで、同店から回遊してきたお客が来店するようになり、若い世代のフリー客も徐々に増えるなど、好条件が重なった。

 店舗面積も17坪から21坪へと拡大したため、それぞれのブランドの個性や特徴を捉えた提案がしやすくなった。

 例えば、フロアの角部分に店舗があることで壁面展開ができるようになり、ブランドの世界観を演出するのに有効なコルトン什器が設置可能になったことが大きな変化という。

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