2017年業態別化粧品販売高、百貨店・ドラッグストアが牽引役に

週刊粧業 2018年1月1日号 53ページ

2017年業態別化粧品販売高、百貨店・ドラッグストアが牽引役に
2017年化粧品販売高
全体で前年比2.7%増に

 週刊粧業の推計では、2017年の業態別化粧品販売高は前年比2.7%増の3兆6350億6400万円となった。

 過去10年間の推移をみると、2008年まではほぼ横ばいながら増加基調にあったが、09年以降、3年連続でマイナスを記録。12年には0.4%増と再び上昇に転じ、それ以降は17年まで6年連続でプラス推移となっている。

 17年は、前年まで2年続けてインバウンド需要が盛り上がり、その反動影響も懸念されたが、訪日外国人客の増加によるプラス効果もあり、前年を上回る販売額で推移した。また、消費増税後の消費マインドの冷え込みから2015年、16年と2年続けてマイナスを記録していた内需も底打ち感が出てきており、インバウンド売上がプラスオンされる形となった。

 この結果、年初の想定を上回り、2%後半の成長率で着地したようだ。

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