エスポワール草苅、等身大で寄り添う化粧品店へ全面改装

週刊粧業 2018年2月19日号 7ページ

エスポワール草苅、等身大で寄り添う化粧品店へ全面改装
 群馬・埼玉で3つの化粧品専門店を運営する草苅は2017年10月20日、群馬県館林市内の商業施設「アゼリアモール」1階に展開する「エスポワール草苅」(38.6坪)をリニューアルオープンした。

 12年ぶりとなる全面改装では、商圏や商業施設の客層などを踏まえたうえで「いつも『等身大』でお客様に寄り添う化粧品店」をテーマに掲げて構想を練った。

 2カ月の改装期間を経て、オープン初日には過去最高の売上を達成するなど、リニューアル後3カ月間の売上は前年同期を上回って推移している。

 好スタートに、向山恭弘社長は「売上よりも、20年以上経った今も新しいお客様との出会いがあることに喜びを感じている」と笑顔をみせる。

「特定少数」で成り立つ経営へ
「正しい情報」提供で価値向上

 アゼリアモールは、館林駅から東に4㎞ほどの距離にあるショッピングセンターで、約100のテナントが出店している。

 「エスポワール草苅」は、1996年9月の施設オープンと同時に出店し、大幅なリニューアルは12年ぶり2度目となる。

 前回の改装では、店舗面積を30坪から50坪に拡張したが、今回はそれより約10坪ほど小さくした。カウンセリングを軸にした接客サービスに磨きをかける。

 人口7.6万人の館林市の商業施設に20年以上出店している化粧品店の存在価値とは何か。突き詰めて考え、頭に引っかかったのが「等身大」という言葉だったという。

 向山社長は、この12年の間にネットでの買い物が浸透しただけでなく、ネットでの購入のされ方も多様化してきたことに触れ、話を続ける。

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