都粧協、第68回通常総代会を開催

粧業日報 2018年6月8日号 3ページ

都粧協、第68回通常総代会を開催
 東京都化粧品装粧品小売協同組合(以下、都粧協)は5月25日、第68回通常総代会を都内ホテルにて開催した。

 総代会後に行われた懇親会で松坂典良理事長は、「少子高齢化が叫ばれる中、高齢者を一括りでは語れない時代になった。何事にも積極的に行動する高齢者は大勢おり、そうした行動を心理学的な立場から考える『老齢学』という学問が新しく生まれている。ネットで『老齢学 化粧品』と検索すると、老齢学に基づいた基礎化粧品シリーズが表示される。我々小売店のお客様は高齢化しているといわれているが、今一度考え方を見直す必要があるだろう。これからは元気なお年寄りの会合に積極的に出向いてアプローチすることも必要かもしれない。先日、『明日の都粧協を考える会』を開催した。店頭で活躍する経営者など総勢15名が集まり、意見交換を行い、理事会では話題にできない自店や組合、業界のことなど多岐にわたりディスカッションすることができた。今後、新たな参加者を募り、様々な人々の意見、アイデアを取り入れることで、東京の魅力度を高めつつ、都粧協の未来を考えていきたい」と述べた。

 昨年度(2017年度)は、お化粧まつり、父髪(とうはつ)デー(父の日)、頭髪デー(10月20日)を開催し、販売促進・需要拡大に取り組むとともに、全粧協PB商品「KIRYO」、各メーカーの「美容健康食品」の拡売に取り組んだ。

 今年度(2018年度)は、時代の変化に対応した組合活動を推進すべく、支部の職務軽減や統合を検討する。また、店頭第一線の女性の声を組合運営に反映していく会合を定期的に開催していく。
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