アルビオン、2018年3月期は売上・利益ともに過去最高を更新

粧業日報 2018年6月19日号 1ページ

アルビオン、2018年3月期は売上・利益ともに過去最高を更新
 アルビオンは6月7日、2018年3月期業績発表会を開催し、渡辺省一営業本部営業企画統括部統括部長が国内部門の実績、小林勇介常務取締役国際事業本部本部長が国際部門の実績について説明した。

 2018年3月期は、売上高が前期比8.3%増の682億6000万円、営業利益が21.1%増の182億3000万円、純利益が35.3%増の129億6000万円となり、売上・利益とも過去最高を更新した。売上増減率の内訳は、国内が7.5%増、海外が15.8%増となっている。

 営業本部の実績は前年比6.6%増で、内訳はアルビオンが4.8%増、イグニスが1.0%減、エレガンスが22.3%増となった。

 アルビオンは、スキンケアが4.6%増、ベースメークが6.8%増、ポイントメークが36.1%増と軒並み前年を上回った。スキンケアの高級ライン「エクシア アンベアージュ」の顧客増に伴い、アルビオンが唯一展開するポイントメーク「エクシアAL」が実績を大幅に伸ばした。リーディング商品別では、乳液が6.5%増、化粧水が7.8%増(うちスキコン(キット含み)7.8%増)、ファンデーションが7.0%増で、いずれも好調に推移した。

 イグニスは、化粧水が15.6%増と好調だった一方で、乳液が2.4%減、ヘヴンスイッチが6.5%減となり、スキンケアトータルで1.9%減のマイナスで推移した。

 エレガンスは、スキンケアが7.8%減、ベースメークが37.5%増、ポイントメークが1.6%減。リーディング商品別では、プードル本体が62.3%増、プードル詰替が12.5%増、ELモデリングが8.0%増、クルーズが10.7%減となった。

 「当社では、お客様づくりとブランドの成長を図る指標としてリーディング商品の推移を注視しており、アルビオンが6.2%増、イグニスが2.3%増、エレガンスが34.5%増でいずれも前年を上回った。特に、イグニスは売上高がここ2年苦戦する中、リーディング商品に関しては上向きになっており、2018年度はこれまでと違った展開になると期待している」(渡辺氏)

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