化粧品の使用実態【朝】その①-2018年アンケート調査

週刊粧業 2018年7月2日号 4ページ

化粧品の使用実態【朝】その①-2018年アンケート調査
時短ニーズを持ち合わせつつ
「時間をかけたい」気持ちも

 朝の化粧習慣について、実態調査を行った。調査は3年毎に同様の質問項目で行っており、3年前(2015年)、または、6年前(2012年)の調査結果との比較により、女性の化粧習慣に関する意識の変化を検証していく。

 まず、「起床後の行動」について、起床後に「最も時間をかけたい項目」については、「化粧」が50.2%と最も多く占めた。3年前(化粧=52.9%)と同様、約半数の女性が、朝は「化粧」に時間をかけたいと思っていることがわかった。

 朝の化粧時間に関しては、働く女性の割合が増えていることも結果に反映されていると考えてよいだろう。通勤時や職場などで人と会う機会が増え、身だしなみ行為として化粧に多く時間をかけたいという気持ちの表れと推察される。

 安倍政権が掲げる働き方改革の1つに女性の活躍推進も含まれていることを踏まえると、今後も社会で活躍する女性が増え、メディアからの注目度も増す中で、「朝は化粧に時間をかけたい」という女性の潜在的な欲求は高まっていくものと思われる。

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